Tình hình bệnh nha chu ở các quốc gia

歯周病は2001年、「全世界で最も蔓延している病気、人類史上最も感染者数の多い感染症」としてギネス認定されました。

比較的歯周病の国民の認知や治療が進んでいる日本でも、成人の約8割が罹患する歯周病は「国民病」とも呼ばれ、世界各国でも罹患率は高く、歯周病の問題が認知され始めています。

歯周病の診断と治療の必要性
放置すると歯を失うだけでなく、全身疾患につながるリスクがあるため、今後世界各国で歯周病の正確な診断と予防治療が重要になっていきます

アジアにおける歯周病の状況

アジアの「歯周病罹患率」は、世界平均より高めであることが複数の研究で指摘されています。とくに、南アジアの罹患率はアジアの中で最も高く、深刻な状況にあると言えます。

これはAge-Standardized Rate(ASR、年齢標準化率)で、年齢の違いによる影響を除去した集団間ので比較により、「もし年齢構成が同じだったらどうか」を比較した結果です。

アジア諸国でも、日本やシンガポールなどは国民の口腔衛生意識が高く、定期検診や予防ケアなど民間クリニックの技術水準が高い国がある一方で、高度な治療は都市部の大病院に限定され、予防歯科や歯周病の対策方法が十分に浸透していない国も多く見受けられます。

中国は、アジア地域としては虫歯や歯周病の有病率が高く、都市部では口腔衛生意識が向上しつつあるものの、農村部では低く、歯周病が成人に広く見られる状況です。

タイやインドネシア、ベトナムでも、歯周病の有病率が高く、近年は政策として予防歯科が進められているところもあります。

アジア各国での歯周病の治療状況はさまざまです。

日本やシンガポールでは、スケーリング(歯石除去)や重度の場合レーザー治療などが用いられますが、どちらかというと予防より治療重視の傾向が強く、。正しいブラッシングやデンタルフロスの日常的なケアを重視し、予防的に歯周病に取り組む歯科クリニックは限定的と言えます。

中国やインドネシア、タイでも、スケーリングなどの予防歯科的なアプローチや抗菌療法は都市部では増えていますが、地方では抜歯や簡易清掃が歯周病の主な対処法となっています。

つまり、日本やシンガポールでは予防意識が醸成されつつあり、予防歯科が進んでいますが、他のアジア諸国では「治療中心」の対応が根強い状況と言えそうです。

ただし、タイでは、健康保険制度が限られる中で、政策としての予防歯科の必要性が認識されるなど、今後歯周病に対する予防的な考えは広まっていくと考えられます。